自分について考える~その29~
- このブログの説明は、過去記事『おんおみおの図』に書いてあります。
今回の図について
今回は、図を2種類 載せています。
- おんおみおと 予定
- 他人の言葉や意見と おんおみお
という内容の図を、載せています。
おんおみおと 予定
この図は、過去に描いた図の続きです。過去に描いた図は、過去記事『自分について考える~その26~』にまとめてあります。
頭の中だけで考えると 予定が実行に移しにくい
私は、自分の予定に関して、頭の中だけで考えると、予定に関するいろいろなことが気になり始めてしまって、予定を実行に移しにくくなることがあります。
気になることについて考える時間を長くとってしまうと、いざ予定を実行に移す時には、気力や意欲が低下してしまっていて、予定の実行がしんどくなったり、実行しなかったりします。
その日の予定を目に見えるかたちにしておく
私は、目に見えるかたちの予定は、頭の中だけで記憶しておく予定よりも実行に移しやすいという性質があります。さらに、目に見えるかたちの予定は、予定以外の行動や考えよりも優先しやすいという性質もあります。
これらの性質を利用して、予定をスムーズに実行に移しやすくします。
スマホやタブレットのリマインダー機能に予定を入れておくことで、予定を目に見えるかたちにしておきます。そして、リマインダーに入れた予定は、予定の日の朝に確認できるようにタイマーをかけたり、実行する時間に合わせてタイマーをかけておきます。これらの作業は、予定がある前日に行なっておきます。
予定を実行する時間になったら、リマインダーが音を鳴らします。私はその音を聞いてスマホやタブレットの画面を見る習慣があるので、無理なく自分の予定を確認することができます。
目に見えるかたちの予定は、私の頭の中で「予定に関して気になることを考える」よりも優先されることなので、スムーズに予定を実行に移しやすくなります。
リマインダーの予定に従いにくい時は
リマインダーの予定に従いにくい時は、「予定に従いにくくなるほど、気力や意欲が低下している」という可能性があるので、その時には、予定はいったん置いておいて、休養をとるようにします。
「1人で作業するモチベーションがどうしても持てない」という可能性もあります。その時は、Skypeなどで誰かと通話状態にしつつ、それぞれ自分の作業をするという、「作業Skype(作業イプ)」をすると、予定(自分の作業)を実行にうつしやすい時もあります。
他人の言葉や意見と おんおみお
この図は、過去に描いた図の続きです。過去に描いた図は、過去記事『自分について考える~その14~』にまとめてあります。
他人の経験談と おんおみお
私は、他人の経験談を聞いた時、あたかもその経験を自分がしているかのように感じることがあります。今回の図では、この感じを、「『他人の経験VR』に入り込む」と、表現しています。
自分の意思で、他人の経験VRに入り込むわけではなく、自分の意思とは関係なく、自動的に入り込みます。
もし、他人のつらい経験を聞いたとしたら、「他人のつらい経験VR」に入り込み、私はつらさを抱きます。そのうえで、「これからどうしたらいいんだ」とか、「もう逃げ場所がない」とか、VRの空間で自分が生きているかのような感覚に陥ります。
他人の楽しい経験を聞いたとしたら、「他人の楽しい経験VR」に入り込み、私は楽しさを抱きます。そのうえで、「今は○○な状況だから、私は□□できたり、☆☆もできる」と、VRの空間で自分が得られる利益について考え始めてしまったりします。
私は、他人の経験VRに入り込んだり、その中で様々な感情や考えを抱いたりすることに、しんどさを感じます。
「他人の経験VR」に入り込んだときの対処
「他人の経験VR」に入り込んだときに、自分がしんどさを抱かないようにするための対処を考えてみました。
対処①:他人の経験VRに入り込んでいる自分の、状況の観察
「他人の経験VR」に入り込んだ時、まずは、「自分は今『他人の経験VR』に入り込んでいるんだな」と、自分で自分を観察します。そうすることで、「他人の経験VR」にすっぽりと入り込んでいる自分とは別の、「観察する自分」の視点を作ります。
対処②:他人の経験VRに入り込んでいる自分の、感情の観察
次に、「観察する自分」の視点で「VRに入り込んでいる自分」を見て、「VRに入り込んで、自分は▼▼といった感情を抱いているんだな」と、自分が抱いている感情を観察します。
対処③:「自分の現実」の確認
他人の経験VRに入り込んだ自分の、状況と感情を観察した後は、「自分の現実」を確認してみます。VRの外の、自分の状況や予定を確認していきます。
ここまでくると、私は、「『他人の経験VRの中』と、『自分の現実』とは別のもので、自分は『自分の現実』の中で生きている」と考えることができてきます。そうすると、「他人の経験VR」の中での感情や考えは、「自分の現実」を脅かすものではなく、自分の空想の一部であると考えることができます。
対処①~③を通して、深呼吸をしたり、自分が落ち着ける場所に移動したりすると、対処を行ないやすくなります。
この図は、先ほどの「他人の経験VR」の図とは別の内容の図ですが、「他人の経験VR」の図と同じ、「他人と自分との境界」について考えている図なので、同じ種類として記事にしています。
他人の意見のとらえ方について考える
私は他人の意見を聞く時、他人の意見によって自分の境界を自分側へ押されているような感覚を持つことがあります。他人の意見が自分の側へ流れ込んできて、自分の意見の輪郭がどこにあるのか分からなくなってしまう感覚を持つこともあります。
この感覚を持つと、私は不安や恐怖を抱きます。
他人は他人の意見を「持っている」し、自分は自分の「意見を持っている」
「他人は他人の意見を『持っている』し、自分は自分の意見を『持っている』」というイメージを頭の中に入れておくと、私は、自分と他人の境界が押される感覚や、自分の意見の輪郭が分からなくなる感覚が小さくなると考えました。
意見を「持つ」というイメージは、物質でない「意見」を、物質のように考えることができます。私は、物質でないものはイメージしにくく、扱いにくいのですが、物質は扱いやすさを感じ、安心感を抱きます。
意見を物質のようにイメージすると、「『他人の意見』と『自分の意見』は別の物で、分かれている」という、他人と自分の境界もイメージしやすくなります。
今回はここまで
夜が少し過ごしやすい気温になってきました。